酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

朝市 お酒の巻



今回のお酒は

1喜楽長 普通酒 むろか生原酒 21度の問題児ならぬ問題酒
2喜楽長 あらばしり 純米
3薄桜  普通酒 むろか火入れ原酒


1は重い!アルコールがぴりぴりする・・・という人もおられましたが、2と比べてこっちのほうが甘旨い!という人も結構おられました。しかもコスパに優れているので一升瓶でお買い上げのお客様が多かったです。ただ燗をすると、甘み旨みは増すのですが、味のバランスが・・・・これはひやもしくは氷を浮かべるかして飲むお酒ですなあ。折りしも隣のブースは徳山鮨さん。昨日まで泳いどった小鮎の飴炊とこのお酒が絶妙にマッチしてこれは驚きでした。しょっぱなぴりぴりと言われ少々落ち込んでいた時に、大阪から杉本商店さんが来てくれはりまして、このお酒、「おもろいお酒や!」というてくれはったのがものすごい励みになりました。辻一さんは寝かせると一升瓶でお買い上げ、どんな熟成をするかが楽しみです。ぱんちさんは10年くらい寝かせたらうまなるで~やて

やさしい綺麗なあらばしりの純米は家杜氏さんの想いが詰まった美味しいお酒。燗よしひやよしこれからますます変化成長していかれる喜楽長を髣髴させるお酒でした。

今回季節柄是非にということで並べさせてもらった3は、1に比べコスパが低いにも関わらず、かなり貢献しました。私このかなり高めの燗が大好き!T先生も燗温度があがるまで、まるでお菓子を待つ子供のように、お行儀よく待ってはったのがまたおかしっ。ほんまにおかしい先生やわあ。

同じお蔵でありながら、まったく味わいの違う2種のお酒と1とある意味双子の普通酒むろか原酒という今回のラインナップ。それぞれにそれぞれの反応を頂き、よい勉強させてもらいました。

あひるちゃんの体調が良くないため、無理やりスタッフに引き込んだおけいはん、まさにおけいはんにぴったりの増本酒造と喜多酒造(どっちも大ファン)喜多酒造の蔵にも数泊してはったので、ありがたいことでした。有難うございました!

いつもの美味しいお客さま、ご来店有難うございました。