酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

魅惑の訪ぱん

魅惑の夜。

久しぶりのぱんちさん訪問・・・呼んで訪ぱん。

何から書こうかしら・・・と思うくらい 楽しい夜でした。

ちょっと席が遠かったんやけど、笑四季のかなちゃんが初ぱん!

ぱんちさんの選ばはった生の熟成酒は、間違いなく時間とともにおいしくなりました。

これは新酒の時にほんまもんやったからこそ、こんなええ熟成をしたんやろな。

ボルドーのワインのように、開栓されグラスに注がれ、久しぶりの空気に触れ・・・それからゆ~っくりと長い眠りから目覚めていく、その様がうっとりでした。

藤井君の好きな三井の寿 平成10BYがまさにそれでした。

びっくりしたのは、濁りの15年前のお酒 山鶴。15年も経ってるのに開栓するとぽ~ん!

飲んだことのない上品でこなれた味わいでした。ワインを飲んでいるようにも思えました。

にごりとそうでないもの・精米歩合の違い・いったん開栓して熟成させるか否か?こういった視点からの熟成の研究なんかも、ものすごおもしろそうやな。

でもぱんちさんは、トラックの運ちゃん時代に培った人を見る感性も含めて、直感で選ばはるのやろな。

隣に座ったおけいはんがまた、ハーモニカみたいな味や・ぐりとぐらの味や・虫歯の味や・・・わけのわからんとこを言わはるのですが、なんかほうっと納得する・・・・そんな不思議な快感を味わいました。へんなやっちゃよう笑たわ。七本鑓の初年度(3年前?)のエイテイをパーシャルで寝かせ、薄桜の本醸造むろか18BYを常温放置してはるとか・・・・

おけいはん曰く、喜楽長さんでは古酒のブレンドに取り組んではるとか。

後半になると朝市でお馴染みのAさんご夫婦もお目見え。話は憑きません。

ふらんす行きのひよこ魔女さんも「ああ、これでこんな美味しいお酒がのめなくなる!」とうなりながら飲んではりました。気をつけて・・・・行ってらっしゃい!

ほんまに魅惑の夜でした。ぱんちさん、有難うございました。