酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

時間というもの

先日P函のS君がご来店。

久しぶりに試飲用にと亀亀覇を開けましたんや。唐崎のときわやさん経由でいつもうちにきてくれはるので、すでにP函には龍などのお酒が・・・それならばと龍と同じお蔵のお酒「丹沢山のたれ口の酒」も空けましょう!と意をっけっして開けてくれはったのでした。ところがところが・・・・どちらも開けたては期待の味ではなかったのでした。でその後S君からメール。

「帰って、風呂の壁のペンキを塗りながら「丹沢山のたれ口の酒」を飲んだのですが。恐ろしい、やはり川西屋酒造のお酒は抜栓すると、どんどん魅力が出て来ました。お店で抜栓した時は、ほんとうに穏やかで、「しぼりたて?と拍子抜けしたのですが、家ではどんどん、味わいに膨らみが加わり、作石めろめろになりました。うーむ、もう倒れそうです。」・・・Sくん ちょっとおおげさやんやけど、気持ちようわかります。おいしいなった丹沢山を頂きとうございます。

私も二日目に亀亀覇を飲んだときにはおおおおおっと、感嘆の声を上げてしまいました。

こういうことは前にも何度かありました。

一方 居酒屋さんに配達に行きますと、うちのお酒が一升ビンの底5cmくらいとかになっているのがありまして、これは気になりますなあ。

めっちゃ美味しくなっているか?へたっているか?変わらないか?
とにかくへたっているのだけはどうしても避けたいんですが、酒屋の口からはなんとも言えず、気になって・・・・でも黙って店を後にするのでした。お酒の酒質は大事やな。がんばれがんばれ、と心の中でエールを送りつつ!