酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

鞍馬口ん家 デビュー

年に4回、ご自宅で日本酒バーをしながら、いつかはご自分の日本酒バーを持ちたいという夢を描いてはる作石君は、朝市の常連さん。P箱青年(一升瓶が6本入るケースを必ずご持参)と名づけられ朝市になくてはならないお人。その作石くんが、2008年お酒を語る会っちゅうのを企画。お酒屋さんは唐崎のときわやさん・円町の嶋酒店そして私。そして今は戴月という焼酎バーのオーナーですが、日本酒にもとても興味を持たれ、でも置くからには自分なりに納得をしておきたいと猛勉強中(おもろいお人や)のお人。そしてこれからバーをしようとしてはる粋なお人。かわきた屋というウインナーや(絶品!)さん。

お酒やさん同志がじっくり話せる機会がなかったので、おなご一人であったにもかかわらず勇気を出して参加してきました。

おもしろいことばっか。

まずここのたたずまいがおもろい!町屋を、建築を目指している友人とルームシェアー。お風呂も製作途中。半露天風呂状態で、土壁にはお酒の名前が・・・という具合に、自分たちで手直していきながら暮らしてはります。お酒を寝かしている部屋もあり、そこには蔵に行ってゲットしてきた稀有な猪口や前掛けやレアモンの瓶が・・・・寝かせてあるお酒はちゃんと大学ノートに想いとともに日付など記してありまして、ほんまに心底好きなんやなあ・・・・・仕込み水も何故か寝かせてあって、これは飲めないのでお風呂完成記念にお風呂に入れるそうです。

若者の二人暮しらしく、決して整頓されているとは言い難く、がしかし、変に気持ちがええ洗濯物は背伸びをしても届かないところにずらりと干されていてこれがいわばクローゼット。天井が高いので、ほしい服を取るときには脚立を使って取り出すのです。1階から2階は吹き抜けになっていて3階も今製作中・・・という、おもちゃ箱みたいな空間。JAZZの音楽の音響もバッチグー

年に数回日本酒バーだけではなく、クラフト作家の個展も開かれたりするそうですが、なるほどとうなずける心地ええ空間。作石君らしい素敵な空間や~。

で、ふと置かれている器にも心惹かれました。色も形も酒飲みの心をわかって造ってくれてはります。二人の女性作家の作品。小川酒店にも並べてみとうなりました。・・・・と、本題に入る前にも書くことがいっぱいありました。