酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大治郎さんの耳寄り情報

久しぶりに大治郎さんと長話をしました。

近江八幡休暇村で飲んでめっちゃめっちゃ美味しかったと、巷で評判の2005年純米吟醸火入れは、まだあるそうで、早速入荷予定です。

また、ご来店になったお客さん数名が、プリンスホテルの利き酒会にて大治郎さん自らが燗付けしてくれはったあの大治郎純米の味が忘れられへん・・・とおっしゃってまして、これは聞くと46から7度くらいの燗温度やったそうです。

今まで小川酒店ではほとんど大治郎は生ばっかりやったのですが、恐るべし大治郎火入れもんの威力!火入れが上手なお蔵さんにも、このごろ魅力を感じます。

ようやっと大治郎の袋吊り粕も入荷します。で、これで天然酵母を仕込みます。ここの酒粕が一番発酵しやすいそうですので、再び挑戦どす。

渡船も搾られたそうです!今年は軟らかいはずの吟吹雪が大治郎さんとこは固かったそうで、それに比べると噂通りよう溶けたそうですが、まあまあ思い通りに仕上がったと、電話の向こうにちょっと自信も伺えました。まだ瓶詰めできていないのですが、こっそりサンプルをいただくことになりました。新星 大治郎 渡船!いったいどんなやろう・・・・・楽しみ楽しみ。

ちなみに昨年大好評やった一年もんの純米も純米大吟醸もただいま品切れ中。純米の火入れももう危ないそうです。

大治郎ブランドが立ち上げられて数年がたち、大治郎のお酒も大治郎さんもなんかええ感じで進化成長熟成しているのを感じます。

追伸。一博の面白いお話。辻一の辻さんが、一博ええんやけど、1年たったわりにその熟成感がいまいちなんやなあとぼやいてはりましたんや。そしたら数日たって、もう底に近づいて来た時、そのある瞬間にぐぐぐぐぐっと旨なりよったわ~やて。なんかマニアックな話やけどええ話や。その瞬間に出会いたいな。