酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

花嵐

今回の地酒の祭典 どのお酒もほんまに美味しかったんですけど、とりわけびっくらこいたのが吉田酒造の花嵐


江戸の姉御も言うてはったんですけれど「春先花嵐は 「はねっかえり」な感じがして、こなれるまでもう少し時間かかると思ったけど 今、すごいいい状態だね。こーゆーのがあるから日本酒は面白いしやめられない。旨みの幅もありキレもいいし、食事によう合うね。」

実は今年の花嵐は搾らはった時およよ・・というある意味問題児のお酒でしたんや。吉田専務さんも今年はこんななりました・・・・とわざわざサンプルを持ってきてくれはったくらい。
醗酵がなかなか順調に進まず往生しはったそうな。

確かにいつもの花嵐とは全然違いました。鮎のてんぷらに合うというよりは、いさざ豆の飴だきに合うような野太い感じ。しかも搾りたては ちょっとどやろう・・・・という味質で、∞さんからも夏越をまったほうがよさそうですね・・・とご指摘をいただいていました。そんなんで、いつもの花嵐ファンには一言添えなあかんお酒でしたんや。

ところが今回の祭典の夜の部で誰かがもってきてくれはった花嵐の発泡おり酒・・・・・美味しいし、北野さんのお料理にばっちり合います。私も不思議なくらい花嵐の美味しさに惚れ惚れしました。お酒ってほんまに不思議不思議・・・・

さていろいろなお蔵造りが始まっています。滋賀の一番走者は多分浪乃音。朝早くから米洗い。お子さんたちの給食も納豆断ちの季節がやってきました。

みなさま大変やと思いますが、美味しいお酒をよろしくお願いします。
ぎょうさんの近江の地酒ふぁんが待ってますさかいに