酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

アトリエ北国 藍染の巻

今日はアトリエ北国で浴衣を藍色に染めてきました。

夏に染めると、ぐっとパワフルで奥深い味わいの色に染まるそうですが、このような晩秋に染めると鮮やかな美しい色に染まるのですが夏のような深みは出せないのだそうです。

京都の老舗料理やさんでの料理教室暦 10数年の友人は茜でシルクのスカーフを染めてはったのですが、煎じながら 引き上げ時のタイミング、添加する量やそのタイミング・・など料理と一緒ですねえ・・・としみじみ。

そして私はどれもこれも、お酒造りやお酒の味わいに重ね合わさってしょうがありません。私がお酒を造っているわけでは決してないのですが、造られている蔵元さんの熱い話を聞かせていただいていると、こっちまでどきどきしてきて光景が浮かんできたりもしますので。

ちなみに藍はお酒が大好きで、酒粕やうちで売れ残ったお酒を持っていくとたいそう喜んでくれはります。が、、先日は急にたくさんよばれはったがために、栄養過多になり死にそうにならはったそうです。藍は生き物なので、ときどきPHを計って調整されてますし、今日のような寒い日は毛布を巻いてあったこうして私らを待っててくれはりました。

おかげさんで山本寛斎のラメ入り・・・色も紫に黄色と派手でよう着られへんだ浴衣が、蘇りました。来年の夏の朝市にはこれを着てお酒を売らせてもらいますね~
全部染めてしまうと地味になるので所々色柄を残しつつ・・・その辺のバランスとセンスは北国先生さすがや