酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

さしみの魚紳さん

朝市のほとんど無欠席の常連さん、さしみの魚紳さんは 可愛い奥さんとぼんちゃんと共に朝市に無くてはならない重要人物。存在もさることながら、魚紳さんの選ばはるお酒が、私にとっては興味深々なのです。

いつも脳裏にお品書きを浮かべながら、じっくり選んでくれはります。

このごっつおうは少し前にお店に伺ったときの写真。春らしい菜の花や筍のあえもんもノレソレ蛍烏賊どれもこれも美味しい!ここの刺身はまちがいなく絶品です。そして日々更新されている魚紳さんの日記を見せていただくと魚に対する情熱と愛情がひしひしと伝わってきます。ヒゲタラ・つばす・・・・・目鯛。骨のきわきわの身や目の周りの身もきれいによばれました。がびっくりしたのは目!
これもおいしいんやとおしえてもらいました。発見。

こないに毎日ご自分の目で見て魚を選んできてそして料理しはる・・・・それだけでも大変なことなので、多くの料理屋さんはお酒まで吟味して選ぶことまではされていないのが現状。そやのに魚紳さんはお酒もさすが!の品揃え。この時よばれたお酒のなかで感じ入ったのが山形のお酒 麓井とかっぱでした。お刺身にほんまによう合いました。山形恐るべし!

そして滋賀のお酒のなかで 不老泉ならそまの天狗・浪乃音なら純米吟醸黒ラベルの9号酵母・純米はあえて火入指定。そして浅茅生は渡船やうわずみ(新酒の時だけに出されるお酒)もお奨めしてみましたがやっぱり行き着くところは山田錦の 生貯(一回火入れ)の純米。ついこないだは花嵐の一年もんと薄桜の日本晴70%の火入・・・・
この品揃えを見ると、山形のお酒も納得。

いろいろお客さんからおしえてもろてますが
料理人さんの着眼点もほんまに勉強になりますわ。今後ともよろしゅうお願いします。