酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

笑四季さん

朝市のお酒を探しに美富久さんへ・・・・でせっかく水口まできたので、ちょっとかわいい赤ちゃんも見せてもらいがてら笑四季さんへ・・・あっくんがカナさんと人形さんみたいなみのりんとお出迎えしてくれはりました。

ちょっとだけお邪魔するつもりが、お酒まで利かせて頂いて(ちょうど呑み切りを終えたところやったそうでラッキー!)・・・またむっちゃええお話を仰山聞かせてくださいました。

金賞受賞蔵で有名やった笑四季さんですが、金賞用のお酒を造るのをやめはったこと。
精米歩合45%以上のお酒しか作らないこと。10数年前の、日本料理ではなく中華料理にも合せられるおいしい甘口旨口の普通酒を復活させたい想い。タンク貯蔵よりも瓶貯蔵のほうがよい熟成をするのではということで今年より瓶貯蔵に。割り水をしてから貯蔵したほうがこれもよさそうなのでこれも即実行!。貯蔵温度も搾られてから火入れまで10度、0度などいろいろ模索・・・。マイナス3度で長期熟成させるとこなれてくるのにフレッシュなので、味わいがアンバランスになる話。火入れの普通酒は夏場25度まで。日本酒度だけで甘辛を判断するのではなく、グルコース・・糖度が大事なこと等等。ちょっと違っている所もあるかと思いますが、私はかなり感動しながら何度も深くうなづいていたと思います。

あっくんは若いのに、お酒のことをよう研究してはります。
そして飲み手のことをよう考えてはります

今日利かせていただいたお酒、かなり良いです!特に想いのこもった普通酒は好み!
うらら花もグーがしかし、これも9月まで待って出荷しはるそうです。
他のも皆まだ粘って出荷を待つお酒ばっかり。素敵な火入大吟醸なんぞは3年もしくは5年は待つそう。これからの笑四季さん、絶対ますますおいしくなると思います。

そして記念すべき復活!普通酒が出荷される9月の朝市はここ笑四季さんに決定!

お忙しいのに(東京行きの準備で本当にお忙しかったはず!)とても丁寧に心のこもった対応をしてくださったことに深く感謝です。普通酒 普通酒原酒 うらら花 その原酒 ドリーム アベリア 大吟醸 貴醸酒