長野ヒデ子さんの本、かなり読みました。絵本なんであっという間に読める本も仰山あるのですがざっと25冊くらいは読みましたえ~。
おもしろいもんやなあ~
面白かったのが外郎売。市川団十郎の歌舞伎壱拾八番を斉藤孝さんが編集。そしてヒデ子さんの絵・・・すんばらしい。かつぜつ(滑舌)」を良くするためにアナウンサー養成学校などでよう使われているらしいけれど、単なる早口言葉ではなく、読んでいるうちに、そのリズムや日本語の美しさに心地よくなっていくのが不思議不思議。知らんてる間に日本語文化が体に染み込んでいくような感じ。これはぜひとも小さいお子さんに読んでほしいわ。
これにまたヒデ子さんの絵が最高によう合います。細かいところでぷっと笑ってしもうたりもします。見れば見るほど知れば知るほどこの人の絵は、味がありますなあ。
最後に書いておられた文。早く舌が回るだけではなく大事なのはいかに息を上手に切るか。時々めりはりのない、だらだらと喋らはる人がやはりますが、こういう人は息を切るのが下手。・・・たしかに姉御の話切れがええ・・・・と、私は切れが悪いかも・・・・・・・・
徳利もお酒も言葉も、きれっちゅうのはほんまに大事なんやな・・・・
とやっぱりお酒に結び付けてしまう私でした。