酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

里山みらいじゅく

里山みらいじゅくがいよいよ近づいて参りました。スタッフの私は どきどきしながらメールや電話のやりとりを。でも皆とても素敵なそして空気感のあう人たちなのでむっちゃ楽しいです。

うえるかむメールを送るのに 調べていたら昨年のゲスト 長野ヒデ子さんが
里山みらいじゅくに招かれて 感じられた文章に出会い感動・・・ほんまに素敵なひとや。以下がその抜粋です。

ポコポコと畦道を歩きながら、里山のすべての空気を体中に吸いこんで ああ、まだこんな景色が大事に残されている、と本当に嬉しくてたまりませんでした。

地元の方々の素朴な会話の中に感じられるこの里山への愛情と
里山と共に暮らし、先祖から受け継がれた格式と誇りが眩ゆく
ああ、このような方々がいて下さるからこそ守られているのだと
深い尊敬の念を感じました。

里山は長い間、人間が自然と折り合いをつけながら苦労して作り上げたもの。
そのぬくもりと時間が里山にはある。だからあぜ道を歩くだけでここちいい。

田んぼの中の農具小屋の朽ちかけた表情のいいこと。
立ちあがる煙、柿の実、あぜ道のりんどう、何もかもがうつくしい。

里山を歩きながら倉敷民芸館の外村吉之助館長の言葉をおもいだす。
「頭寒足熱腹八分」とは知識だけの頭ではだめ頭を冷やせ。
足は大地の熱をしっかり感じて生きろ、腹八分とは食べ物のことだけでなく
すべて欲望は求めすぎるな」ということだと。
偉ぶらず、大地に立つとは里山のこれだとおもった。


ヒデ子さんの文を読んで このみらいじゅくの深い大事な意味を想いました。こういうことを表面面ではなく ちゃんと深く感じて表現してくれはる人の存在はとても大事。この根っこの部分を仰木の人たちも含めて少しでも多くの人に感じてほしいなあって思いました・・・

今森さんの一番のご自慢は 招くゲストは間違いなく一流ということ・・・だそうですが、ほんまにそうやと思うし、それが今森さんの宝であり 人徳やと思います。

長野さんの講演も深く心を打たれるすばらしいお話でしたが、今年の 哲学をゴリラに、絵をゾウに師事しはります・・・あべ弘士さんのお話もむちゃ楽しみ・・・

琵琶湖をのぞむ豊かな谷あい・・・仰木。
大人も子どもものどかな風景にいだかれて 心ゆくまで秋の日を満喫しましょう!

昨年大好評やったので、今年も自然農法をしてはるMさんのところの 今年は古代米の花束をプレゼントします。美しい!!!見ているだけでほくほく幸せ