酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

アトリエ北国やきものの旅

土岐 多治見 駄知をたずねる焼き物の旅に行ってまいりました。

訪ねた窯は知る人ぞ知るの10・・焼き物好き18人とご一緒に・・・観光一切なし。ただひたすら焼き物一色。焼き物の師匠、アトリエ北国の先生がいろいろ下見したり調べたりと動いてくれはりまして、焼き物好きにはたまらない実のある時間でした。

仰山感動したので何から書いてええのか・・・・ただこんな貴重な生の体験をさせてもろたので、これをしっかり心に刻んでお店の器コーナーに生かしたいなあと思っています。

ここには人間国宝やそれに匹敵するような名工が何人かやはりまして、その人やその息子さんが気さくに話してくれはったり、陶芸教室で自ら指導してくれはったり・・・後でみたらパンフレットにすごい人やったんや・・・と。でも皆さんそれぞれにええ方で、わずかの時間でありながらもそのお人柄がちゃんと焼き物にも現れていたのが面白かったです。

でもとにかく、ええ色に出会うために、そしてええ器を焼き上げるために一所懸命でその熱心ぶりには感動しました。

皆さんが一番気に入リ一番仰山買われた昌山窯の今井さんは、油滴天目という釉薬にここ5年取り組んでおられるのですが、これがなかなか手ごわく発色が難しく・・・・裏には惜しいところの完品にはならなかったぐいのみが仰山・・何とかこれをものにしたいと 素敵な失礼ですけどとても可愛らしい笑顔をほころばせながら 苦労話を聞かせてくれはりました。

お酒でもしかり、一所懸命造ってはる人の生のお話は心地よく心に響いてまいります。 

蔵元さんよりもさらに焼き物の作家さんというのは 表に出はることが少なく・・なのでこんな時間はすんばらしい貴重な時間でした。 またおいおい自分に対する健忘録も含めまして 思い出しつつ書いて行きたいと思います。あ~~~~~感動覚めやらず・・・ですわ。