酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

鳩徳利

朝市を手伝ってくれているともちゃんがあるお店で見つけた鳩徳利。

これがともちゃんの心を鷲摑みにしたようで、ぜひ造ってほしい・・・・と
山村さんこと秀山陶房さんに依頼。そして多分1年越し?でようやっと焼きあがってまいりました。

可愛いこと!徳利の語源は、酒を注ぐときの音、「とっくとっく」という説があるそうな

これは南蛮手という手法で釉薬をつけないやり方。

本来はまったくの無釉ですが、衛生上のことを考えてくれはりまして
中には釉薬がかかっているそうです。
轆轤を引いて手造りで造られている鳩徳利はほとんど見かけなくなったそうで
かなりご苦労された様子。

(今は造られているとしても、鋳込みといいまして型抜きがほとんどやそうです。)

でもご苦労の甲斐があって素敵や。

これは囲炉裏にとがった尻尾の部分を灰に刺してお燗をつけるのです。

情緒たっぷりやな。

山村さん曰く、そやけどこのごろ囲炉裏のあるお家なんてそうありませんやん・・・・・
いやのうの・・・姉御のお家にばっちりありますわ~

どれも表情があって迷いますね。ともちゃん、お気に入りをえらんでね。
5匹やはります。