いろいろなお蔵さんの営業配達の方が小川酒店にお見えになります。
そしてとりわけ 優れた配達営業マンが不老泉の藤井君。
何せ詳しいし 正直やし いろんな引き出しをもってはる・・・のでついつい長くなります。
こないだも 思わず聞いてしまいました。「ほんまに詳しいなあ~なんでそんな詳しいのや?」
すると 藤井君はいわはりました。
おやっさんが よう泊まれ泊まれいわはりますのや・・・ほんで 蔵に泊り込んでいて 聞きたい事とかがあると、それまでは根っころがって漫才をみてげらげら笑ってはったおやっさんが、すぐに起きて、急に生真面目な顔に早変わりし、真剣に藤井君に向き合って教えてくれはる・・・・んやて。
こういう時間を積み重ねて 今の藤井君があるんやな。
なんかとてもとても印象にのこるお話で
おやっさんと藤井君のその場の様子が、見て取れるように感じた私でありました。
績専務さんも配達の人には いっぱい話をしてきなはれ・・・というお考え。
なのでここのお酒はおいしいんやな。お酒は大自然の力を借りて
人が造り育てるのやと改めて思いました。
ここのお酒の栓には「迪(みち)に恵(したが)へば吉。」とかかれています。
「善道に従えば吉となる。 怠ることなく荒むことなくひたすら勉め励むべし」と道を説いた一説からです。 この字を仰ぎ見ながら、天地の恵みを丹精込めた蔵人の技で醸し出し、飲む人に吉を導く酒となるよう、一生懸命仕込んでいます。 ・・やそうです。ほんまにこのお酒を飲んでいたらええことありそうやな。昨日から職場体験の学生さんが来てくれてはります。でその学生さんが撮った写真です。水仙も彼女が持って来てくれはりまして、一挙に春がやってまいりました。