酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

雪花の宴

滋賀の地酒の大いなる応援団 Aさんがずっと主催されているのお酒の会のひとつ・・
雪花の宴が旬眞庵さんにて行われました。

この会の常連さんには福岡からはるばる飛行機に乗っておいでになる一流料亭の料理長さんもやはりまして。その方曰く、このような素晴しいお料理に それにあったお酒がええ温度で供され、集まった人たちの会話も楽しめる・・・こんな機会はそうないですから・・と。

ほんまにそうです。昨日とはまたちがって シェフでもシュフでもなく・・・茶懐石の卓越した料理人の技を堪能させていただきました。そして かならずAさんが事前にメニューをみてお料理に合うお酒を吟味されるのが魅力です。

今回のお酒は食前酒に 京都にございます 玉川 玉龍 山廃純米大吟醸 斗瓶囲 澱がらみ 雫酒 20BY。フィリップハーバーさんが杜氏酵母無添加のお蔵。米粒まで残っているまさにすっぴんのお酒!ひやも文句なしに美味しい!けど お燗にすると大変身を遂げ、これがまた美味しかったんです。これは思いっきりどきどきしながら・・おそるおそるのお燗付けやったので 今日の一番のサプライズでした。
続いて鯛のお造りに 喜楽長 辛口純米。これはひやがばっちり合います。今回のお酒は大吟醸やら直汲みやらむろか生などインパクトの強いお酒が多かったので、目立ちはしませんでしたが私はひそやかに拍手をしていました。地味やけどええやっちゃ。そして椀のうづら真蒸の後に八寸・・・・・
大七生もと純米大吟醸 箕輪門と 秋鹿 純米吟醸新酒 槽搾直汲み 仕込み16号。
大七は 55度のお燗が拍手!ひやも美味しかったんですが、お燗するとお料理により良く合います!特に魚に合わせるとお燗ならではの魅力が・・とおなじみ鋭いFさんの弁。
秋鹿は酸がなんと3,0!!ひやも他には類を見ない楽しい美味しい味わいでして・・・・
お燗をすると より酸が引立ち、面白いんですが 賛否両論。それがまた燗冷ましになると酸が消えまして・・・・いろいろ遊ばせてもらいましたんや~。お燗まじっく!実験遊びでした。
  続く・・・・