酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ナインティ 岡村

私らは早い時間に行ったので
園田杜氏さんと いろいろ話ができたのがとてもらっきいでした。

その日の目玉は金亀 ナインテイ つまり90%精米のお酒。rice wineとあります。
園田さんがずっとあたためてきたこのお酒は日本晴で7号酵母
さすがに精米歩合が90となると 油分がとても多くなにかと苦労された様子。
そして 商品化にようやっとこぎつけたのは 火入れをして3年寝かせたこのお酒でした。
どきどきしながら、利いてみると これワインや・・・・けど 美味しいやん。

いろんな話をしながら 不老泉の梅酒・アドベリー酒みたいに500mlのボトルに入れて
日本酒とは違う形でうったほうがええかも・・・・などなど。
笑たのがネーミング。岡村本家さんなので ナインティ ナインの岡村さん・・・
ナインテ 岡村とあだ名をつけたらどやろうとか・・・・

あと7号酵母についても園田さんが熱く語ってくれはりましたんや。
そういうと このところ 富田さんも純米にもよう使ってはるし 燦坐さんの初舞も7号。
2月ころにこの7号酵母を低温でぐ~っと引っ張ると
甘みのあるそしてなんともいえない ふわ~っとぬけるいい香りをだしてくれる・・・・
それが 園田さんはたまらなく好きなのやそうです。

園田さんは この蔵に来て 15年、杜氏になって 8年。
ほんまにほんまにお酒つくりがおすきで 一所懸命一所懸命
心を込めてお酒を醸してはるのがよう感じ取れました。

このところ 小川酒店も金亀ファンがじわりじわりと増えています。
ここの酒 水が硬水やからということとどこまで関係があるのかわかりませんが、生も55度のお燗をしてもぜんぜん崩れへんたくましい酒質。
今の所小川酒店は 80%の白と黒松金亀の2種類でしたが、これからはこのナインテイ岡村と プリンスで変に心を奪われた セブンテイも新たに並ぶかもしれません。

岡村本家の皆々様 ご一緒したNさん、実のあるええ時間をありがとうございました。