酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

猩々山

毎年恒例 大津街灯りイベントで 今年も照明塾橋田先生による灯り教室が開催されました・・・で今年は大津祭りの曳山がテーマ。

ちょうど灯りの作り手を募集している時イヌガオちゃんが・・・ぴぴぴっと反応。

年に一回のイヌガオちゃんの個展にも貸していただけるということで 製作に参加していただけることに。

で 言わずもがな 私ら日本酒がご縁で繋がったっちゅうことで 文句なしに猩猩(中国の説話に出てくる海に住む酒好きな妖精。 赤い顔で笑みを浮かべる)山の灯りを私とイヌガオちゃんコラボで造ることになったのです。

猩々山のからくり人形は 能楽の「猩猩」から考案したもので・・・
昔、唐の国の揚子の里に住む高風という親孝行な正直者がやはりまして、ある夜、夢に「揚子の町に出て酒を売れ」と教えられ、売っていたら 海中に住む猩猩から酌めども尽きず、飲めども味の変わらない酒の壷を与えられたと言う。所望は高風の酌で猩猩が大盃で酒を飲むところを現している。(大津祭のパンフから)

デザインはもちろんイヌガオちゃん・・・・ちょうど20日のイベントのチケットを作っているところやったので」このイラストを使わせて貰う事になりました。らっきい

なかなか素敵なものが出来上がりました。滋賀の木でできた額の中に
これが組み込まれて そして灯りが中から灯されるのです。

こっそり 山廃仕込みや・・・
ごんざや

竹生嶋もやはりますえ~

思わぬイヌガオちゃんの来訪で・・・・ちょうどおっとの帰宅とも重なり 製作後三晩も酒宴となったのは棚から牡丹餅でしたちょうど試飲のお酒もあったのでいろいろ利いてもらいましたが・・・さすが あちこちで鍛えたイヌガオちゃんの舌に、あらためて感心した次第です。