酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 不老泉の巻 姉御追悼

姉御追悼 不老泉の朝市が 行われました。

さすが姉御の愛した不老泉!!幻の山廃純米吟醸 姉御特製ラベルの中汲みはあれよあれよというまに売り切れ!あとの4種類もフレッシュな生まれたての赤ちゃんのようなそま天・青春時代を迎えつつあるような渡船 生の1年もん・円熟した安定感のある亀の火入と紫ラベル・・ それぞれにそれぞれの顔を持っていて甲乙つけがたく どれも好評でした。

一番の人気もんは 亀の尾でした。

お燗にもって来いのこのお蔵といえども 朝市の場合、ピンポイントではなく 上げたり下げたり・・・また 長いことお風呂につかってはることもあるので これはお燗番は大変な仕事です。姉御が 集中して向かってはったあの表情が思い出されます。で、力強いあひるちゃんやきたいちゃんが マック次郎さんのご指導を受けながら健闘してくれはりました。ありがとう!!

紫ラベルは まだ若いのでお燗のコツは上げすぎないこと。55度がぎりぎりでできれば40度から50度くらい・・しかも これは潔くお客さんの顔を見てから その場でお燗をつけたほうが断然よかったです。おそらく あと1年寝かせればもっとお燗幅も広がりお燗上がりもするお酒になるやろな・・・とは次郎さんや績さんの興味深い弁でした。

紫らべるは ほかの3種類に比べてちょっとわかりにくいお酒であったようにも思いましたが 績さんもおっしゃるに 肴と合わせたり違うシチュエーションにおくと これはこれでほかの3種にはない 違う魅力を持ったお酒やと。なるほど・・・

たくさんの瓶を用意したにもかかわらず それも足りなくなる盛況ぶり。
不老泉の力を改めて思い知りました。

績専務は毎度のことながらちょっと奥まったところで いろいろなお客さんとこあ~~~な会話をしてはりました。で績さんのむっちゃ楽しそうな笑い声が何度も聞こえてきたのが心地よく 績さんらしいなあと嬉しくもなりました。

今回姉御のご縁でできたチーム姉御とよばれる 私らお酒仲間の知らなかった姉御をご存知のご友人も応援に駆けつけてくださいました。加夢居さん 大杉さん 蔓ききょうさん 上燗屋のSさん 辻さん 杉本商店さんなど プロもお越しいただきました。朝市応援団 なべさんは 東京へ・・そして Fさんご夫妻はイギリスへ・・・・旅立たれる前の朝市にもおいでくださいました。どうぞお気をつけて!!そしてお馴染み常連さん すたっふの皆様 本当にありがとうございました。

姉御が天から笑っていましたよ。合掌。
ゴーガイさんに ラベル使用許可のお願いをしたところ 快諾してくださった上に 原画像までおくってきてくれはりました。さらに別嬪のあねごです。