酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

やっぱりすごいわ

朝市のお酒選びに 不老泉にいってきました。

ほんま 上原績専務にはよう逢うてますけど お蔵に行くのはひさしぶりぶり。姉御がいなくなってからめっきり・・・

ええとこでした。

なんか ほっとします。ひさしぶりの天秤搾り。

柿渋の艶がますます増したような気がします。

どんどん増える 木桶。
外側は 完全に逆台形やのに 中身は 美しいほどの完璧な円柱。
不思議やし この伝統技術に拍手。はるばる大阪の堺まで!!いかはるのです。

と 醸す木桶は 木目の縦横がちがうんですわ。

箍がしまるよう 大量の水をつかったり、職人さんが幻になりつつ・・やったりと、酒造りに入る前の作業がほんまに大変ですが、いったん酒造りにはいりますと お米を蒸すのも 醸すのもむちゃ楽。自然の木のちからで蒸しあがりもええし、保温力も抜群で もうやめられまへんと。見ていても気持ちええけど ちゃんと良さがお酒に生きてるんやな。

 自家精米。これがあるのは滋賀では3つ。貴重!

見事に積まれたお米。これは 山田錦さん。

丁度渡船の精米がなされていました。
磨くとほれ こんなふうに~
それにしても 心白は中心ではなく微妙にずれているんや。

どれも スロースローで時代に逆行しているようで、実はまさに旬やとおもいました。

木のぬくもり 柿渋 自家製米することの大切さを 大変や~といいながらも ほんまに嬉々言うてはって この蔵のお酒の美味しさの秘密がここかしこに垣間見られました。

ふたごちゃんも すくすく育ってはって かいらしいことこの上なし。昨日とは打って変わってええ天気やったので もうたまりませぶんといった嬉しい笑顔で しかも不老泉の年期の入った前掛けをしながら おままごとごっこをしてはりました。むちゃ可愛い!!!!!

今もまだ 興奮さめやらぬくらいの 幸せな気分どす。