酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

上原浩さん

双子の妹はむっちゃ勉強家。

ほんで今日本酒の本をよみまくってはります。
もともとの飲まへん人ですが 本で感動してはります。これもまた 興味深い。

昨日はこれまたえろう感動してますので、何の本をよんでたんか見てみますと 故上原浩さんの本 極上の純米酒ガイドでした。

私も大分前に読んだんやけど 久しぶりに読んでやっぱり感動。

一部抜粋・・・

飲み手のこころまで釘付けにする特別に良い酒と 悪くはないが特に印象に残ることもない程度の良い酒とではどこが違うのか?あえて一言で言うならば その違いは覇気にあると私は思う。
作り手の意思に強く裏打ちされた 酒であるかどうかのもんだいである。・・・・・
米と水に真剣に向き合う経験を積み重ねていけば 必然的に蔵独自の個性が現れてくる。

               極上の純米酒ガイド 上原浩 監修 光文社新書

その晩 夜の配達がありましたんや。

急に冷え込み おおさむ。 空を見上げると綺麗なお月さんが 美しい。

ほんで金曜日やったので 恒例の花火もあがっていまして 思わず自転車を止めて花火鑑賞。

いつも家で音だけ聞いてたんやけど 結構華やかで見応えありますがな。

そんな 夜を楽しみながら 上原先生の言葉とお蔵さんのお顔を思い浮かべつつ 感慨深い時間でした。

私ももっともっと がんばらなあかんわ。あふれ出てくる新商品。けど 御蔵さんのチャレンジの心意気も大事大事。そのなかで ほんまもんを見つけること・・・・・・それと 無濾過生がはやりの昨今やけど火入れ加水された飲み飽きひん美味しいお酒をちゃんと解っておけるようになりたいなあ。考えること ぎょうさんありますわ。

近代美術館へ行った時の紅葉。雨やったのでより美しかった。