酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

国際交流の巻

タンパク質の学会のオープニングパーテイにて 日本酒を布教することになりまして どないなることやらとドキドキでも何やら楽しそうな空気なのでちょっこしわくわくしながら 行われる中央公会堂に。

ぴんくの法被を何枚か用意したものの 皆さん大忙しやろし一人で頑張らなと思いつつ、いったん帰宅して再び現場に戻りますと、うちの息子くらいの 大学生 院生さんらが 飾り兼欲しい人には分けるつもりの七本槍のTシャツ 前掛けそしてピンクの法被を着て皆さんやる気満々やん。頼もしくて嬉しくなりました。

ほんで 三々五々、異人さんや日本人のタンパク質研究者がご来場。さすがドイツ人 ビールをよう飲まはること!19リットルの樽が早々と完売し、こら日本酒はでえへんなあと 学生さんらとちびちびお燗温度を確認しながらプチ宴会。学生さん皆ええやっちゃ!!

ところが 赤坂教授がレクチャーをしまひょというてくれはりまして、日本酒講座がはじまりましたんや。 学生さんらとお酒を酌み交わしてちょっこしええ気分でもありましたので 度胸もすわり 私が日本語で日本酒を語りますと、赤坂教授が素晴らしいまた大きな身振り手ぶりを交えた通訳で 皆さん笑たり頷いたりでなかなか盛り上がりましたんや。


温度が五度ごとに味わいが変化する日本酒お燗文化のこと。酵母のこと。天秤搾りのこと。木桶のこと。三〇歳の杜氏笑四季 あっ君のこと、地産地消のこと。滋賀の日本酒文化のこと。琵琶湖のこと。熟成のこと。

そしたら その後 たくさんお酒ブースに来てくれはりまして 大繁盛!

今回迷った末もっていったのが 不老泉の山廃純米吟醸中汲みと 紫ラベル。同じお酒やのに 中汲みをそうでないお酒 さらに火入れ生 兄弟でこないに違うということと、ワイン文化のヨーロッパ人むけに、 モンスーン。この三本。

それぞれに面白い反応でした。お燗については 紫ラベルが中汲みより人気を博していました。

今回は中汲みはひやで ブラボーでした。

モンスーンは ラベルも注目やったし スイートといいながらひやで、ほんで ちょっと熱めにお燗をつけると 辛くなりドライ!これがまた 楽しかったです。

ワンダフル!と感動してくれはったときは ほんまにうれしかったです。まるで映画俳優見たいなイケメンもやはったし、異空間。

若い学生さんの気と グローバルな気をすわせてもろて ちょっこし血が入れ替わったような楽しい嬉しい夜でした。