連休 二日目、10年来のお付き合いをさせてもろてます備前焼作家 岡野圭司さんの窯に行ってきました。
高台になっていて すぐそこに瀬戸内海の海が見えます。
ここは地元の松割木で・・・・登り窯で焼かはります。これがむちゃ高価。そして かなり大きい窯なので年に一回しか焼かはりません。
いつもは12月のかかりなので 忙しい真っ最中で伺えなかったのですが、今回は らっきいなことに1月の祝日。なので ぜひにと伺いました。
前回うかがったとき 抱かれていた子供さんも すっかり大きくなって かいらしいこと。みな 育ってるんやな。
大きな窯!!
最初に4日間あぶりでゆっくり乾燥させて長い期間の攻め焚きにはいります。
そして1週間から2週間かけて じっくりゆっくり焼かれます。
備前では田土と山土がありまして、どちらも他の窯にくらべるとかなり固い。田土は寝かせるほどに柔らかくなるそうですが 山土は寝かせてもやらこうならず、ほんまに固うて挽きにくいけど、これを強引に挽き 何度か焼くと独特の艶がでてくるそうな。なので気合のはいる徳利なんぞは山土で、7回も8回もやかはるんやて。これは ものの本でのお話しですが・・・備前も奥が深い!!
焚口ちかくの入ってすぐ正面、これが特等席です。
ほんで 気合の入る窯変を求める 花器 壺 徳利やぐい飲みなんぞは
この 特等席にすわらはるのであります。
壺も花器も欲しかったけど ニーズを考えますとうちはやっぱり酒器や。
なので 大物は断念。
惚れ惚れする 酒器と 肴が映えるお皿を買うてきましたえ。
また愛でに来てくださいませ。
帰りの景色 牡蠣の養殖風景。
やっぱり 器・・・すきやな。