酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ヴェレノージ レーヴェ

小川酒店はワインもおいちょりますが、なんせイタリアやおフランスまでよういけませんのや。なので日本酒は お蔵に行って造った人の空気を感じ 話も聞けますがそれができません。

けどけど また日本酒と違った魅力もあり またお互いが根っこで繋がって入る感もあり 細々ながらも一応真剣にワインも選んでいるつもりです。

そんなとき 稲葉さんからヴェレノージさんのセミナーがあるという話をきき、こらいかなっと聞きにいってきました

そしたら 色っぽくてそしてワインに対する愛情と努力が生半かやない
 素敵なイタリア美女がおふたり。

一人が無口な社長エルコレに成り代わっての奥さんのアンジェラ。
そして 名前は忘れたんやけどソムリエさん。

白3赤4種類の試飲をしながらのセミナーはとても充実したものでした


それぞれ 値段が順々に上がっていくのですが
おもしろいように 比例して深み複雑味がでてまいります。


ほんで白の圧巻がレーヴェ。夢と言う意味で、夢を実現したいという想いで作られました。最初はこのマルケ地区を世界でも通用するために皆がしっている 良いシャルドネを樽で熟成させ それが認められ確固たる位置を築かはりました。

ところが常に動いているヴェレノージさん、こんどは 何年もの研究を重ねて 土着品種 野性的なペコリーノをつかって驚くべき進化した素晴らしいワインを誕生させたのでした。ソムリエさん、ワインをテイステイングしながら 色々な表現が紡ぎだされ まるでおけいはんのイタリア版でした。

そして このワインの説明をきいていますと まるで不老泉でした。ストロング!そして 料理に合わせようとは思わないでください。安心できる信頼できる男性のよう・・・・など。

同じく赤は 圧巻!映画でいうたらクライマックス!やったんが、ルデイラテン語でプレイ。グラスに入れてから面白いように変容していくので まるでワインが遊んでいるようやとつけられたそうです。

オーク樽の心地良い香り。ふくよかでボリュームがあってほんまにほんまに 素晴らしい!

けど 小川酒店ではこの価格帯はなかなかでません。

そんな観点から 1000円台のロッソ ピチェーノを利きますと この価格帯としてはすばらしい!!!のでした。手ごろな価格であっても 品質へのこだわりは ほんまもん。

造ってはる本人の生の声を利きながらの そして 風景を見て感じながらの セミナー、ちょっこしイタリアに行った気分でした。