酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

上方日本酒ワールド 大阪天満宮のお酒決め ぱあと2

そしてそして 真剣なるお酒決めツアーが始まりました。

っちゅうのは まだタンクにある新酒を、績さんが ひしゃく片手に籠には利き猪口を入れ、
時には危険なくらい高いとこに登って、ほんでひしゃくで新酒をくんでくれはるのです。

今年の新人 たかね錦の無濾過生! 山田の純吟中汲み 雄町 去年はであえへんだ山天うすにごり 亀の尾 65%山田の旨燗 普通酒の無濾過生(今年から普通酒の四段も 酒母四段やそうです!!) 酸っぱい山田の酒母四段もありました。 

おととし以前から思うと この3月終わりの時点で 山廃もんがこんなに味のりしているとは驚き。昨年も驚きで、正直新酒でこんなに味のりしてたら 秋を越したらどないなるねん?と 思てましたんや。
ところがどっこい 秋を越しても全然元気やし 不老泉らしい ええ味わいのお酒になったんです。昨年はとりわけお米の出来が良くなくて 固かったので おやっさんは周りがへ~~~~っとびっくりするような 思い切った決断により 造りを変えはったんですが それが功を奏したのでした。



なので 昨年程ではないものの今年の造りも、昨年のやり方で造りはったので 3月の時点で確かにまだ若い!!のではありますが 味も乗ってきていて どれも美味しい!!そして 絶対これからますます美味しくなると思わせる素敵な味わいでした。

いとがーさんもかむなび軍団さんも 好みはばっちり一致しまして 2種類のお酒が選ばれました。

上方日本酒ワールドは  5月4日なのであと一月半。搾りたてのお酒はしぼられてからしばらくは 味が大きく変化するので 当日はさらにさらに美味しくなってるはず。

瓶詰された段階で もういちどお酒を送らせてもらいまして そこでお酒を決定することに相成りました。

その後川端にて ほとんどすかすかになった昨年のお酒を効きつつ お母さん特製の泡汁やら ニシンと大根の麹漬 赤蕪のおつけもん 白菜のよう漬かったおつけもんをいただき 至福の時間でした。

ほんで話の流れで 海洋深層水で仕込んだかれこれ10年は経つ 太古のいざないも開かずの間からだしてきてくれはりまして・・・・・これ ようなってますやん!!かなり ええかんじで皆で盛り上がりました。

久しぶりの不老泉を堪能させていただきました。ありがとうございました。