酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

山田くんと玉ちゃん

北島シャチョウと神開の海老蔵さんとが持って来てくれはったサンプル。

不思議なことにどっちも 山田錦&玉栄!!

丁度北島シャチョウ自ら持って来てくれはったそのときに 酔inのこまっちゃんがご来店!一緒に利いたときは 玉栄が新酒とは思えへんくらいに味がのっていて 日本酒度+11がうそみたいに甘味を感じて・・・ 山田は新酒独特の渋みがあって・・・やったのが 夜に利くとイメージが全然かわりまして。さらに 翌日どっちも もっと辛みが増してきて しかも度数もかなりあるみたい。新酒はしぼりたては ほんまに一日一日味が変化するのや。どっちもさすが北島 美味しい!

神開は どちらも1901酵母。そして 山田くんはなんと40%山廃1901なのであります。玉栄の方はちょっと落ち着いた新酒が16、5に度数が落としてあって そのことにより旨みに透明感が加わりまして 春雨と言う名前で小川酒店に並んでいます。山廃のほうは 火が経つにつれてどんどん変化して 深みをましてきます。これはきっと秋上り?やろな。

神開も北島も 産まれたお酒を原酒で出すのか?加水するのか?はたまた ブレンドして出すのか?出す時期も 火入するなら そのタイミングも大事。興味深々。迷ってはるようです。

今来たモンスーンの玉栄。 ながらの座座でも おけいはんがこけるくらい美味しがってくれはった モンスーン(これ 昨年よりますます美味しくなっています。)は山田錦やったのですが 今来たのが玉栄。

滋賀のお蔵では 玉栄が固くて醸しにくいなどの理由で 玉栄から吟吹雪に変えはったお蔵がとても多いのですが、こうやって 玉栄もちゃんと醸されているのや。

玉栄と言えば七本鎗。ここは 玉栄がものすご得意…11月新酒のときには ドライ!やったのが 3月になり 少しづつ少しづつ 味が出てきてこれも 今ええ感じどす。味の変化がゆ~~っくりなのも 玉栄の特徴やろか。不老泉の木桶もゆっくりやし、

と テーマは山田くんと玉ちゃんでした。

来たばっかりの 玉シリーズ。どっちも ふらんすの香りが・・・・