酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

SAKE cafe ハンナ

旬華亭のお酒の会は早くに始まったので 余力ありということで 近江の地酒を可愛がってくれてはる ハンナさんのお店にちょっとよりました


私は器も大好きなので ここに来ると器に惚れ惚れします。
写真が悪いですが なんちゅう美しい器やこと。はんなさんが 色んな所に器を探しに歩いてはりますので どれもほんまにすてきやな。

そして肴も凝ってはります。珍しい糸赤蒟蒻のごっつおうと 水茄子とトマトとたたき豚の胡麻だれ和え。西洋山葵も利いています。

カウンターも楽しい出会いがありまして 皆で少しづつをよばれました。


気になるお酒があると 錫の小さな猪口で試飲させてくれはるのも嬉しい~

山本というお酒は なんとお酒がブルー!花のエキスによって色がついているそうです。そして ラベルもフラダンスしている絵でなんともおもろいお酒やこと。ここの蔵元さんは近いうちにお見えになるそうです。

先日きはったとこの ボクサーでもある三重錦さんのお酒。三重がまるで滋賀の渡舟のように頑張ってはる神の穂で醸されていて 美味しい!お隣のお客さんが上手にお燗をつけてくれはりました。さすが

ここも辻一さんみたいに色々な酒屋さんのお酒がはいっているので お会いしたことのある 中畝酒店さんの別誂えの木戸泉もあったりして 刺激がぎょうさんありましてええ勉強になります。

ここで一番好みやったのが、笊籬状(いかきじょう)のスクリーンを沈めてモロミと清酒を分離する画期的な技法で有名な 笊籬採りの風の森と菩提元の鷹長。どちらも同じ奈良の油長酒造のお酒。

80%精米日本酒度-3、5の雄町というのもびっくり!低精米とは思われへんまろやかさ。そして 菩提元は日本酒度-21!酸度3、2というすごいスペックやのに 素直に美味しい~~~~!!このお蔵 やっぱり技術レベルが高うてすごすぎやと思いました。

滋賀だけでもヴァラエテ溢れているのに お隣の奈良や三重でもほんまに美味しいお酒が仰山ありますのやなあ。まだまだまだまだ 奥の深いそして 可能性を秘めた日本酒の世界やなあと思いました。

ハンナさんのお店も ええ感じや。一人でふらっと訪れるお客さんも多いようです。ますますのご発展を