酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お父ちゃん 安らかに・・・・・

実は父が亡くなりました。

明日で一週間になります。

入退院を繰り返していて いつも奇跡の復帰を遂げていた生命力のある父でしたが さすがに今回の入院では体力もおとろえ 敗血症に肺炎 心不全を併発したのした。

が亡くなる前日 ちょうどその日は朝市やったんですが、その日は穏やかな安らかな表情をしていて 「今日は朝市やったんやで。今日はあの平井商店さんのお酒で 娘さんの弘子さんが手伝いにきてくれはったんやで。」というと 「ほーけ~」と 嬉しそうに。

その後も 何かしゃべってはんのやけど 酸素マスクをしていたので 聞き取ることが出来ず、「お父ちゃんのしゃべってること 聞きたいんやけど よう聞き取れへんのや。」と。あの時何をしゃべってはったんやろ。

母や妹が行った時も ご機嫌で 笑顔もでて 歌まで歌っていたそうな。

商売一筋に 生きてきた豪快なお父ちゃん。

お酒の飲みっぷりはそれは見事やったな。

そうかと思うと気の小さいとこや繊細なとこもありました。

母の誕生日に いそいそとケーキを買いに行き ケーキ屋さんにお名前は?と聞かれ 自分の名前をいってしまったがために 母の誕生日やのに 父の名前 孟ちゃんお誕生日おめでとうと書かれてしまった事件は、 姉御とまつさんがおなかを抱えて笑てくれはったな。

いまごろ天国でお酒のんではるやろか?

そやけど姉御とお酒の趣味がちがうので ややこしいやろか?

長いようで短い 2か月の入院生活。そして亡くなってからの1週間。

私にとって 忘れられへん時間やったと思います。

お父ちゃんが一生懸命してきた小川酒店 鈍くさい私やけど 頑張って継いでいきます。

合掌。