酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神開 大自然

江戸の姉さんの今回の目的は 湖南!!の酒蔵を回ること。

いままで何十回と来滋賀してはりますが 殆どが湖西やったんです。

確かに湖西は個性派実力派ぞろい。

けど 湖南も美味しいし造っている人も素敵!見たい知りたい聞きたい!そして東京の人にも伝えたい!という 熱い熱い想い。

なので 強行軍 神開 北島 美冨久をまわりました。ちなみに 江戸の姉さんとあひるちゃんはその後 竹生嶋に琵琶の長寿まで回らはったので 5蔵制覇・・・・すごいすごい。

まずは神開さん。お二人の名コンビと奥様とかいらしい ボンちゃんまでお出迎え下さいました。有難いことや。
タンクで生酒は貯蔵。今はあえて温度高めに設定。来年使う予定の びっくりするくらいかいらしい小さい槽。
和窯
煙突があったんやけど ある日折れたそうな。

いろいろ実のある時間でしたが 一番お伝えしたいのは 大自然

このお蔵はなんと40年も前に 純米酒に取り組んではったのです。

今でこそ 工場や住宅が出来ましたが 当時はなんにもない だだっ広い大自然の平野の中に ぽつりとこの神開があったんやそうです。

神さんからのお告げにより 良い井戸が見つかり 酒造りをすることになったので神開と名付けられたように ここは非常に素晴らしい井戸水が湧き出ているところ。

井戸からくみ上げたタンクも見せてもろたんやけど その下には綺麗な草花や土筆が咲き乱れていました。

そして そんな素晴らしいところで アルコール添加のしていない自然な純米酒をつくろうということになったので大自然と名づけられました。

今も名残を感じさせる田園風景。

その後、ラベル(名前も含めて)の変遷はあったのですが、最新のラベルはガールズバーの中村さん作!

とても優しい素敵な字や。

お蔵の前には大きな木があって 花が満開!梨の花やそうです。

そしてその向こうには梅の木。ちなみにここの杜氏さん 50歳!は造り以外の時は 果物を造ってはるんやて。

こんな大自然の中で神開は生まれてるんやということを 今回初めて知りました。

シャイな藤本さん。けど職人肌で 造りにはど真剣に取り組んではります
営業 且つ 僧侶の海老蔵さんは 会話の達人。なので ほんまに、名コンビや。