酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ゆう介さん

今回初参加のゆう介さんは 巷で人気の割烹のお店です。

路地の突き当りにこんなお店があるなんて・・・がしかし ここのランチはいつも満員!出汁巻も美味しいし なんちゅうてもここの焼き魚や海鮮丼が絶品。器も惚れ惚れします。そして夜は本格 割烹のお料理。今回の酒と醸しいべんとは 大将オリジナルの 烏賊の塩辛合わせたのは 大自然。ほっこり落ち着く 優しい大自然を思わせる純米酒です。

実は このお酒が決まるまでも いろいろありまして コシヒカリの70%で造った純米・・・・・なんとも昭和レトロ・・・田舎くさいんやけどなんか魅力のある・・・・そんなお酒も候補にあがっていました。が 京料理で修業しはったゆう介さんの烏賊の塩辛は洗練された きれいな味わい。なので このお酒は美味しいけど これにはあわへんということで 大自然になったのであります。

また私もですし、大将も気にってはった 9号の純米直汲みちゅうのがありまして これも美味しかったんですが これまた 烏賊の塩辛にはいまひとつ合わず やっぱり大自然が合うたのであります。

一方雑魚の山椒煮も 上品でほんまに美味しかったのでこれなら 9号にもあうと また 後ろ髪をひかれつつ。

でも藤本専務がえらい 烏賊の塩辛に惚れはりまして ほなとまた大自然に。

結局選ばれた大自然も この9号と半分は血を分けた姉妹みたいなもんやったので なんか納得したのでありました。

このお酒 大自然は20年も前 純米やアル添やとさわがれる前から ここのお蔵は大自然の賜物である純米酒に想いを馳せて 純米酒 大自然を造ってはったのであります。

藤本専務の奥様が大活躍してくれはりまして、烏賊の塩辛にもよう合いまして お酒も完売!

今回のいべんと あるところはそのお蔵のいっちゃん美味しいお酒を選んでください。それに うちはばっちり合わせますといった これまたシンプルなパターンもありましたし、何度も何度もいききしながら 悩み悩みながら のぞまはった方もやはりました。

きわきわのどんでん返しもあったり、こっちのミスで小川酒店ではあえて大治郎2011の山廃純米をいれてもらっているのにそれをすっかりわすれて 今回は2012年の山廃純米を出すつもりが 2011になってしまっていたり。そんなおよよもありましたが それもよかろうよかろうということで○。

とにかく4回目の今回は肴の力の入れ具合が違いまして、それをお客さんはしっかり感じてくれはったようでした。

食べ物に合わせることで、ほんまにお酒はもっともっとおいしくなるんやということを実感しました。

ゆう介さん 実は昼だけで 夜は大昔に一回行ったきり。器も素晴らしいのでなんとか 今年中にいってみたいと思いました。