酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ながらの座座 知られざる三井寺 別所の遺跡めぐり

ながらの座座での企画イベントはどれもほんまもんで ええもんばっかりやけど 土曜日が多し。

が今回はなんと祭日!なので 張り切って行ってきました。

お散歩しながら歴史発見。知られざる三井寺 別所の遺跡めぐり・・

身近な歴史を深く知りたくて、伺ったんですがこれがまた思った以上に感動の時間でした。

発掘調査を仕事にしてはる熱心なお二人や園城寺の福家さんのお話を聞きながら。

私が小さい時 また子育て中の時に よう行った長等公園のある長等山。

ここには まるでマチュピチュのような万葉のロマンが広がっていたのでした。

園城寺には 三別所と呼ばれるお寺がみっつありまして、それが微妙寺 尾蔵寺 近松寺。

ながらの座座の正蔵坊は微妙寺の一つでありまして
ここ正蔵坊を出て ずっと山に向かって歩いていきますと 微妙寺の本堂の跡地にたどりつきます。

かなり高いところにありまして 古代に想いを馳せますとどきどきしてきました。

三橋節子美術館のある処は もう一つのお寺 尾蔵寺の本堂跡やったんや。

そしてもう一つが 近松寺の高観音さん。ここも よう散歩に行きました。今も眺めは良いのですが 昔は日赤病院もなく、琵琶湖が一望できるとこやったんや。さらに桜の名所でもあったので、お花見の季節になると お参りを兼ねて遠くから参拝者が訪れ 料理屋さんもあり 小唄もうまれたそうな。なので 唯一ここだけが三別所のなかで残存しているのやて。

お花見を題材にした落語にでてきそうな風景や。
そこにあった 菩提樹の実と葉っぱ。すてきすてき。

織田信長 秀吉 円珍 足利 源頼義・・と 歴史で習た人たちの名前もでてきて なんか益々ドキドキ。

また この三別所とは別に さらに北上して 北の市役所裏手の弘文天皇陵あたりにまで 南院 中院 北院と様々なお寺が広がっています。壮大なスペクタル!  

滋賀の大ふぁんの神奈川のお客さんは 穴太の崇福寺跡にある巨大な石仏を眺めながるのが大好きで、ほぼ来滋賀の際には ここを訪れるというてはりましたが、ここも園城寺との縁の深いところなんやそうです。



小川酒店には観光客のかたも ようお見えです。もうちょっと 再考してわかり易い言葉に代えて 観光ガイドにはかかれていない 大津の秘境の地をお教え出来たらええな。大津の魅力再発見!