酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

魚宏さん

日曜日はおとうちゃんの一周忌。

お参りをしたあと ず~~~~っと行きたかった 魚宏さんへ。

大津駅からほんまにすぐ!

ここは 本妻さんにずっと金亀の緑を使ってくれてはりまして あと うちお奨めのお酒をその時その時に応じて使てくれてはります。以前ははるばる 豊郷まで金亀を買いにいってはったそうな。それが 大津の小川酒店にあるということをお蔵さんが言うてくれはりまして そこからのお付き合い。

お部屋にはいりますと ど~~んと 蒸籠(せいろ)が三段も!

まずは よこわに鮭に生うにのお造りと 蛸と胡瓜の酢味噌添え。切り方も美しい。・・・・・流石魚宏さんや
ひとつひとつ蓋をあけるたびに 歓声があがりました。しんじょと 旬の筍と菜の花と海老。ポン酢でいただきます。続いて 鰤。椎茸も美味しい。

三段目は帆立。お出汁も美味しい~。思わず 帆立の貝をしゃもじ代わりにして お出汁を頂きます。

最後には 鯛の潮汁。更に 鉄火巻で お腹いっぱい~。

お酒は本妻さんの金亀緑と 竹生嶋辛口純米 そして 不老泉亀の尾。

どれも大好評!今回 おばちゃんらが 日本酒を楽しんでくださり 日本酒コーナーは女子会や。

皆さんそれぞれに 甘辛の感じ方も好みも違いました。

クリア~な きりりとした 透明感のある淡麗辛口の金亀。
マスカットみたいな香りも感じられます。

辛口とはいえ 旨みや甘みが広がる まろやかな辛口の味わい。香りもほのかに。
そして幅もしっかりとある 竹生嶋辛口純米。

呑みごたえのある たおやかで柔かな旨味や力強さをもった不老泉 亀の尾生。
ちょっと時間を置くと 深みが出てきて 花開いていく様が素敵や。

ほんまに それぞれの個性が光っています。

地酒を猛勉強中の妹は 何度も歓声をあげてはりました。

美味しいお料理と美味しいお酒 ごちそうさまでした。

けど今日は震災から3年目。ものすご複雑な気持。まだまだ 復興はすすんでへんみたい。

ここ魚宏さんも 秋の台風で川が決壊して土砂が店内になだれ込み 大変なことになりました。同じ界隈ではこの為にお店を閉めてしまわはったとこもありましたが 魚宏さんは復活!ようがんばらはりました。

大きな被害をもたらした東北被災地も ちょっとでも よいようによいように行きますように・・・・祈るばかりです。