今 ワインのテイステイングの本を読んでいます。
なかなかに興味深いです。
あっ君が言うてはった ヨード臭っちゅうのは 海藻の香りなんやそうな。しかも 海藻に魅力を感じないフランス人よりも 青海苔 昆布 など海苔文化のある日本人の方が敏感なので いち早くヨード香をみつけるのは日本人なんやて。しかもあの ポムロールやサンテミリオンには醤油と磯の香りがミックスした匂いがするそうな。嗅いで見たいもんや。
チョコレートの香りがしたら そのワインがピークな証拠。逆にキャラメルの香りがしたらワインの力が衰えた証拠。
ピーマン香なんちゅうのもありまして、これがまた奥が深い。カベルネ種に多いこのピーマン香。かつては特徴であったのに、今は欠点…悪者扱いされ出している話。
ますます興味深い。
日本酒に置き換えたらどうなんやろ?と いつも考えてしまいます。
ただ 味わいや香りを楽しむという意味では ワインも日本酒も同じ土俵にたってもええのやけど、あくまで葡萄からできたワインと お米からできた日本酒はそもそもに原料も造り方もちがうしな。
長期熟成型の高級ワインは 値段も素晴らしいけど 味わいも素晴らしい。けど 長く熟成させなければ本領を発揮できない 且 高価なわいんは、生きにくい時代。
そして新しいボールド―の品質革命。美味しいワインは 最初から美味しいし、熟成させても美味しいという時代に突入しはったのであります。
今日のような雨のひには どきどきしながら 読書三昧といきまひょ。