酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

余市のおとうちゃんのつくったウイスキー

とても 不思議なことがありました。

以前朝市のすたっふをしてくれてはったTちゃんは 大のウイスキー好きでウイスキー研究会なるものにも入ってはったくらい。そのご縁で一緒に大山崎にあるサントリー山崎のお酒講座にご一緒したこともありました。

そんなTちゃんから ある日メールが。

早坂BARというBARで呑んでいたら おーちゃんのお父様の造ったウイスキーを発見しました!ビックリ!と。

これは1988年にお父ちゃんが余市に行って造ったウイスキーでした。

マイウイスキー造り体験ということで 酒屋さんが招待を受けて2月 雪の中ウイスキー造りを体験し その10年後に熟成したウイスキーが届くという企画。

お父ちゃんは10年後に 5本送ってもらわはったのでした。そして お店にも並べていたところ そのうちの2本を早坂さんがお買い上げになったのであります。

優しい早坂さん 一本は未開封なので よかったら買戻し頂いてもよいですよとのこと。余市は原酒がなくなり間もなく終売になるそうなので そんな貴重なお酒やのに・・・・ええのやろか。ありがたいことや。

お父ちゃんはあの世に旅立ち 3回忌も終えた今になって そのウイスキーに出会えるとは。

で今日もお馴染みのお客さんにこの事を話しましたら えらいことや。早坂BARはよう知ってるお店やと。

なんかこうお酒が繋ぐ御縁は不思議なことが多すぎて。しかも こういう繋がり 嬉しい事ばっかりなんです。

早坂さんもお二人がおっしゃるに とても素敵なひとらしいです。

母も懐かしいと写真を出してきてくれました。

晩年はがりがりやったんやけど この時は巨体やったおとうちゃん。

これだけがうちには残っていたのです。白樺でできた 立派な預かり証。

Tちゃん ありがとね。近いうちに 母も一緒に早坂BARに伺います。楽しみ。