酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

美酒王国 秋田

大阪に秋田の酒の会 美酒王国 秋田 にいってきました。

知り合いが多い事!数えたら30人以上知っている人でした。

秋田のお酒 おもしろかったです。

まずアルコール度数が低い!15度か16度がほとんど。

そして アミノ酸が少ない!1を超えるお酒が少ないのです。秋田酒こまちや美山錦 秋の精 吟の精・・・・秋田のお米はタンパク質が少ないからやということです。

一桁代の酵母は少なく 香り系華やか系が多い。滋賀ではほとんど見ない酵母ばっかり。雪国酵母とか AK1(秋田流花酵母)とか 秋田酵母NO12 NO15とか。

味わいはほわんとしていて まろやか。まさに美酒 ビューテイフルなお酒でした。酸も綺麗~山廃 きもともそれらしさを感じさせない美しさ。

でも +25の刈穂 のものすごい辛口とか 天の戸シルキー白麹仕込や 同じく天の戸 りんご酸高生産酵母を使い、お布施ワイナリーのシャルドネ貯蔵樽で熟成した純米酒なんていう変わり種も。

話題の新政は 見えざるピンクのユニコーン2014という貴醸酒があり、これは まるでモンスーンでした。ユニークなネーミングもなんか似てますわ。白神山地の伏流水は 超軟水やそうで そこからタンクローリーで運んで醸してはるお蔵もありまして インテンスの山田錦がまさにそう。笑四季あっくんも 必死でいろいろ挑戦してはるのやな。

で 私はやっぱり アミノ酸や酸があった方が好みのようで 特に気に入ったのが コクのあるまんさくの花でした。きもと純米も 亀の尾も 雄町も美味しかった!料理に合わせたいお酒。

雪の茅舎もとくに びっくりしたのがここの山廃本醸造醸造アルコールをねかせてはるのです。なので むちゃまろやか。このお燗は素晴しかったです。というか 季節柄か お燗をしているところが今回とても少ない。やっぱり 香り系なので冷や向きなのやろか?また 雪の茅舎は麹米に特Aの山田錦を使てはりました。酵母もすべて自社酵母で それぞれの特性に合った酵母を使用。丁寧な造りや~。

所ちがえば こないに味わいや香りがちがうのやと ものすごええ勉強になりました。

秋田のお酒はほんまに 秋田美人のごとく美しいお酒が多かったです。
さて 滋賀酒メインの小川酒店は、滋賀ならではの魅力を お客さんにちゃんとお伝えしていかなあかん