酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

酉玉さん

東京から酉玉の北尾さんたちが来滋賀。

神開さんの御縁で小川酒店にご来店 そして浅茅生へ

少しの時間でしたが浅茅生にご一緒させていただき 江戸落語のような魅力的な口調と深い内容。

北尾さん ものすごい人脈をおもち。そして 以前は国産ワインも深く勉強されていて 長野 山梨のワイナリーにもなんども足を運ばれ そして 日本酒は50をこえる酒蔵を訪問。

なので 北尾さんの口から発せられる言葉のひとことひとことが 心に響きました。

そやのに えらそぶらず 謙虚やし どのお酒や蔵に対しても思いやりを感じられるところがよいのです。

利き酒では 純米がオールマイテイでいちばん好き。基準になるものが蔵元さんが想うお酒なので これはとてもいいと思いますと。  

たとえば渡船は 今は温度が低い状態なので もうちょっと置いてお燗か常温で飲みたい。大吟醸 純米大吟醸も もうちょっと置きたい。逆に 吟吹雪はもうちょっと冷やして飲みたい。

タイミングと温度が大事。



ワインも日本酒も 楽しいことばで表現することによって うまく伝えられるようになったらよいなあ。

ビンテージの大事さ。今の日本酒はばらばら。瓶詰め年月日 西暦 なのか平成なのか?もっともっと ビンテージを税務上の問題ではなく 日本酒文化としてとらえ 整えてほしい。いつ醸されて いつ蔵からでて いつ酒屋さんに来ているのか?

昔は酸を出すと下手!というような考え方やったのが ここ数年 酸の重要性が認められるようになってきた。

ご一緒やった女性も あんまりお話ししはらへんだのですが後で見たら酒通!。

こういう話をきくと まだまだ井の中の蛙やなあ・・・・

こんなご縁に深い感謝や。

このあと不老泉へ。そして翌日は大治郎へ。さらに 三重錦に~いかはりました。ずっとお伴したいくらい良い時間でした。