酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

北島 玉栄のみ比べ

北島のお酒をあるお店で置くことになりまして 北島さんとあれこれ話し合いまして、今北島さんが注目している玉栄!でいきましょかと。

そして 生65%と55%の精米違いで さらに55%は火入れと生で・・・・

とことん付き合ったってくださいということで 毎日飲んでみました。

まず どれも美味しい!です。

玉栄&7号酵母なので 派手さはないけどほんまにようできた美味しい食中酒

が じっくり呑み比べてみると面白かったです。

やはり55%磨きのほうが きらきら感 艶があります。

が同じ55%でも それは生。火入はまた趣が違います。火入はいぶし銀のよう。

65%のほうは カジュアルに楽しめます。この価格2376円で この美味しさはすごいと思います。

おっといわく 65%のほうがなんか香りがあるなあと。

7号酵母は 醗酵力が強く また酸が出るので のある辛口のお酒を造る目的で使われます。

そして お燗をつけてみました。

生燗も美味しいです!さすが玉栄 そして北島。

が 一番地味やった 火入が お燗をして それがちょっと下がった時・・・・さらに お燗冷ましになった時 本領を発揮し始めました。

色々な地酒のおいてあるお店では 生のほうが存在感があり わかり易いけど そういうお店でも 最後の方にじっくり飲みたいお酒として また 自宅で日常愛飲酒として楽しむには この地味やけど美味しい玉栄火入酒もええお酒やなあということで落ち着きました。

結局 玉栄55%生がそのお店に行くことになりそうですが 出汁の利いた優しいお料理のお店なので お客さんの反応を見ながら 秋も深まってきたら 火入もよいかなあと・・・・こまめにやり取りさせてもろてるお店なのでそのへんは おいおい相談させてもらうつもりです。

皆それぞれに可愛いので ほんまに迷うところです。これがその地味やけどじっくり付き合いたいお酒。
北島の火入シリーズ ちょっと凄いやん