酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

元 正蔵坊 ながらの座座でのできごと

滋賀の季刊雑誌「湖国と文化」
https://www.biwako-arts.or.jp/rd/about/kokokuhistory
の撮影が本日「元 正蔵坊 ながらの座座」であり 私もお酒をもって参加させて頂きました。

今は、料理人ではなく写真家のえみちゃんの撮る写真はさすがプロ。
ご一緒させて頂くだけで 光と影と共にうっとりします。

その写真とはまるで別もんですが・・・

いつも 座座のお花生担当の これまた違うえみさん、この方のお花のセンスも素晴らしいのです。座座の人脈たるや・・・・

そしてむーちゃんのお料理は 全て滋賀産の気合の入ったものになっています!

皆さんのそれぞれのプロの技に感動すると同時に、奥深さをしみじみ。持って生まれたセンスも勿論やけど きっとものすご努力してはるのやろなあ。

赤蒟蒻カツは 蒟蒻と緩慢解凍をくりかえし 味つけをして カツのように揚げてあります。ソースが ひしおとバルサミコ。このソースも 指で最後まで食べ尽くしたくなります。

事前にとんかつで試してみたところ 大治郎のきもとにばっちり。宝山園のときとおなじく 2種類予想をたてて 合していくと わかり易いです。で この大治郎は 皆さん大好評でした。単体でも 喜んでくださり 唯々赤のふぁんの敏子さん 浮気しそうやと

横に添えているのが 蓮根のピクルス。大蒜と唐辛子をオリーブオイルでけってあります。

伊吹平種無し柿をつかった なます。この和え衣は 鮒ずしの飯が使われています。
和えてあるのと かけてあるのん。どちらも それぞれに美味しいし このあ和え衣は 酸味の利いた田舎パンにもあいそうと。

秦荘芋のとろろ飯はとろんとろん。 味噌と卵が入っていて お米はみずかがみ 

実はこの三種のお料理 全て多賀のにごりに合いまして 多賀のにごりはオールマイテイや。

後の2種は撮影用ということで ラベルも重視でちょいす。

諌山さんの猿の絵が素敵な、初めて開けた猿にごりは 同じ濁りでも全然ちがい これはお燗すると ぐぐぐぐっとおいしくなりました。生と火入 新酒と3年もんの全然違う でもそれぞれに美味しいにごりです。

雨垂れ石を穿つは どの温度でも楽しめまして これはラベルもイチオシで ぜひ九里さんの作品を!!と持って行かせて頂きました。

集まった人々と酒宴。それぞれ魅力的なひとたちで 幸せな秋の昼下がりでした。

座座のお庭はこの度県の指定文化財に登録されまして 益々ええ感じ

ps.大根葉 いっぱいあります。小さい大根もついています。欲しい方どうぞどうぞ・・・・