酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

神開と喜楽長のひやおろし

ひやおろしの案内がぼちぼちと来ています。

七本槍や不老泉は10月以降 晩秋のひやおろしが出る予定ですが 

神開さんと喜楽長さんは 初秋のひやおろしということで サンプルを。

神開の海老蔵さんも喜楽長の浅見君も どちらも正直で優れた営業マン。

f:id:ogawa-sakeshop:20190822084225j:plain

海老蔵さんは 玉栄は上槽後 間を置かずに加水火入しているので 飲み頃は先の11月。けど この若草のような青さ すっきり感を求める方には今呑んで頂いてもグー。吟吹雪のとんぼさんは まさに今飲み頃ですよとのこと。実際呑んでみて 大きく納得しました。玉は 確かにきりり。吟は 甘味旨味のバランスがほんまに ええ感じ。純米酒らしい穀物の香り ボリュームがありながらもキレよし。度数も15度なのでやさしく呑み飽き呑み疲れせえへん佳き酒。

浅見君 僕は特本がすきなんやけどなあ~と しみじみ言わはります。飲んでみますとこちらも大きく納得。喜楽長の本醸造は まちがいのない美味しさ。このひやおろし特本も まろやかな口当たり 上品な旨味 爽やかでシャープな後口が魅力的で、とても美味しい。が 小川酒店のお客様 季節もんを所望しはるお客さんと まったく言わはらへんお客さんに大きく分かれまして 言わはるお客さんが純米志向なんや。だまされたと思って呑んでみてください!と 押すこともありますが、あんまり強引にも言えへんし・・・・浅見君の 複雑な気持 ようわかります。

ちなみに 今お二人一押しの 吟と特本は どちらもひやさんと常温からお燗で呑んで欲しいそうです。これは 大事。

 

ますます新酒の搾られる時期が早まり ひやおろしの寿命が短くなります。

でも四季おりおりの日本酒文化は大事なので すこ~~~しづつ個性のあるひやおろしを じっくり選んで 置かせて頂こうと思います。