酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

美冨久酒造へ朝市のお酒選び

今月の朝市のお酒は美冨久酒造へ 吞み鉄の旅。

未だ六角さんの呑み鉄の旅が頭から離れず ルンルン気分。

先月は10時半で売り切れるという快挙やったので 気合をいれて。

れあ―ばっかりを叫ぶつもりはないのですが 一本はここだけしかないならではのお酒欲しいな。

ということで まずれあ―酒5種を出してきてくれはりました。

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左のノーラベルは 収穫量が少ないので三連星赤用にだけ使われるようになったため、また渡の特製で酸が強くて新酒のときには呑みにくいのもあり 廃盤となった渡船の山廃の60磨きの21BY!半地下で 熟成されました。ええ色しています!色から感じるよりずっと丸い。お燗したくなります。万丈一致で決定!

 

そして その隣の番外編 番外編ラスト。藤居さん 3つのうちで 今回のワイン酵母をテーマにしたという視点では 一番思っていたお酒になったそうです。

トマトソース ドミグラスソース ハーブなどに合いそう。塩気の利いたものには 合わない・・・・これは 酸でも ワイン酵母由来 クエン酸とかリンゴ酸のようなシャープな酸やからやそうです。 これも とりわけあひるちゃんが気に入らはって決定!

 

その横のノーラベルは 昨年ちょっと思ったお酒にならずお蔵入りした 酸も甘みも予定よりはるかにでてしまった い吟純聖。

 

その隣がチュリモフの新酒生。六角さんが不思議な味ですね~と言うてはったお酒や。本来生では出さず 火入しはります。搾りたての時は渋み苦味が激しかったそうやけど、数日経ち 落ち着いてはる。けど キャラのはっきりしたこれらのお酒の中では(ラベルとは裏腹に)埋没してしまったかな。

 

その隣は あらばしりの60%磨きの山田錦。70%磨きの吟吹雪は あらばしりとして今生ででていますが、これは 生では出さずに火入して秋上りになるお酒を あえて生で利かせて頂きました。藤居さん曰く こちらはれあーやけど 僕は市販されている吟の70の方が好きなんですと。なるほど ・・・と 店に普通に市販されているお酒こーなーへ。

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