酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

飛べない孔雀 笑四季劇場

吟近江は日本晴に代わる掛け米用の品種として開発されたんやけど、吟吹雪がでてきてからは存在感が薄れ次第に忘れ去られ、今は残念ながら飼料米のお米になっていましたんや。

けどあっくん、こういう曰く付きのお米に敢えてチャレンジ!!復活醸造です。

せっかくやし、自社の畑で丁寧に管理して育て、そして醸さはりました。

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笑四季担当の室井さんがニコニコと笑いながら 変なお酒持ってきたで~と。

曰く付きなので、正直あんまり期待せんと呑んでみましたが、いざ飲んでみると、ご飯を食べているかのような、淡い滋味豊かに色がる旨口のお酒で美味しいやん。

7号系の酵母由来のほどほどに優しい穏やかな吟醸香と酸があり、さすがあっ君、拍手喝采もんです。

これはお勧め。

私は笑四季劇場の中でいっちゃん好みかも。

ますます 食中酒にいい意味でシフトしていってるように思えて、うれしいです。

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吟おうみさんも、さぞかし喜んではるやろな。これを機に復活できたらええな。

さいころ長等公園に孔雀がいたことを思い出しました。羽根を広げた時の感動がよみがえりました。