酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

無農薬について

政所茶の佐藤さんのところに中田英寿さんが取材にいかはりまして。

その際、意地悪なことを聞きますがなぜ無農薬なのですか?と。

その後も鋭い質問がどんどん飛び交い、私も考えさせられました。

七本鎗のとみいとやり取りがあり、英さんの事を話すと、先日一緒に呑んだのですとのこと。

その時、英さんが製法自慢は要らない、それが美味しいかどうかだとおっしゃったのやて。鋭いです。

そしてとみいは、日本酒に関しては無農薬というか、自然栽培は確実に美味しくなると思っていて、農薬より化成肥料をやらないことが大きいと感じてはります。

もともと人間の勝手で農薬が使われるようになったので、他の生き物や土壌にとっては迷惑な話。

無農薬の商品を発売したり、背景を語ることで、環境や自然に意識をもつひとが増えたらよいな。

また滋賀旭など昔の品種を復刻するならば、製法も可能な範囲で復刻だと面白い。

というようなことを話してくれはりました。

今回大治郎さんも、今年農家さんが山田錦を無農薬で作りたいと言わはったので、純米大吟醸は無農薬なのやそうです。

英さん鋭い!けど、製法や背景にある物語もやっぱり大切やし、難しいなあ。

木桶も復刻。とみいはできるだけシンプルに。酵母もお米も単一。どんどん昔の懐かしい造りに…不老泉にも合い通ずるものがあります。確かに心地よいです。