神開ひやおろし全然ちがう2種類がやってきました。
毎年 後半に味が乗ってくる秋の花のラベルの玉栄と、出たてから味乗りしている吟吹雪の蜻蛉の二種類なのやけど、今年は玉栄は造ってはらへん。
ので面白いお酒が出ました。
畑田君渾身の画の秋刀魚ちゃん。
蜻蛉は今年のお酒を手作業で瓶火入して、蔵内で落ち着かせました。落ち着いた純米酒らしい穀物の香り、9号らしい品の良さとなめらかなタッチ、ボリュームがありながらも切れの良い味わいです。
秋刀魚はなんと4年もんの山廃70磨き。冷蔵庫でゆっくり寝かせて味を十分に膨らませました。程よく香ばしい熟成香と穀物の香。適度に熟感を強調せずも隙無く育った旨味のレンジは秋の食材にぴったり。最近のひやおろしは、どうもきれいすぎてというかたに是非!
と神開さんからです。
どっちも全然違って美味しいです。
おっとは蜻蛉が好みでしたが、私は秋刀魚も好き。
確かにこの頃新酒が年々早く出るようになり、益々ひやおろしの寿命が短くなって来たので、皆さん早くからひやおろしをださはります。
のでフレッシュさも感じられる蜻蛉と、しっかり旨味の乗った秋刀魚、呑み比べも楽しいです。お燗して秋刀魚の腸に合いそう!秋刀魚は胃が無い無胃魚なので、安心して食べられるのやて。へえ~~~~っ、知らなんだ。