酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

krugという悦楽

日経新聞より・・田崎信也さんがクリュッグプレステージシャンパーニュ)を語ってはった。田崎さんにとってクリュッグは何かに感動した瞬間を人と共有するためのお酒。フレッシュさと凝縮感、酸味や甘味、上品さと力強さともすると相反する側面が共存する複雑な味わい。それ自体がハイレベルなのでグラスや料理を選ばない懐の深さ・寛容さがある。クリュッグを飲むのにルールはない。温度は何度で飲むべきという決め付ける必要もない。温度による自然な変容振りを楽しい時間に任せて味わえばよい。ただしクリュッグの魅力は日常からの脱却にある。口にした瞬間精神的な高揚を味わえる。それが真骨頂。・・・17325円という、まさに非日常の値段やけど、これは死ぬまでに一回味わってみたいな。実は先日友人がこれを飲まはったそうな。もう天国にいるような心地やったそうな。それがすごく私の脳裏に焼きついていた矢先だったので、この記事に惹かれた。題はクリュっグという悦楽やて。