酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お客さんは神様

嬉しいお客さんがなんと埼玉からご来店。そのとき歴史は動いたの松平さんのような品のある紳士と、モデルにでもならはりそうなおしゃれな奥方・・・そしてその息子さんは手ぬぐいをまいてはってまるで陶芸家風・・その3人さんが軽トラにのって・・・・。ご主人がおっしゃるにはこくのある赤ワインと熟成しきった鮒寿司が絶品の組み合わせなんだそう。ワインのはなしで花がさくさく。奥さまはしきりに器をみておられる。ええもんを使って張るのが服装や会話や雰囲気で解る。話を聞くとむすこさんが農に目覚め、関西の大学の農学部で農の勉強をされているとか・・・なんかふって沸いたような・・私の好きな世界を凝縮してはるご家族。いろんなものをお持ちだと思うけれど、なんか謙虚・・それが良いなあ。本当にえらい人は、えらくなればなるほど頭を深くたれる・・そのままのイメージ。やっぱりそれが大切や・・・・・
でも不思議。観光で訪れるお客様こそ一期一会。もう二度とは会えないかもしれない。でもその御家族は一瞬でその辺りに漂う空気を魅力的なものにしてしまわはる、それがなんか・・すごいなあって思う。ちっぽけな小川酒店にご来店くださってありがとうございました。
ぜひぜひまた来ていただきたい心に残るお客様でした。そしてそんなお客さんに来ていただいたことでますます精進しようと思いました。・・といいながら美味しいお酒にがはは・・とわらって飲みすぎる私・・・