酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ボジョレヌーボーとチーズ

20年に一度の偉大な歳と騒がれ、そしてやってきた17日。

ボジョレヌーボーが解禁となりました。Hさんのアドヴァイスによりデイスカウントやスーパーには並ばない、ちょっと高めやけど自然農法のそして素晴らしい造り手のヌーボーを並べました。そしてそして小川酒店では、その日にあわせて、おいしいチーズも受注販売させていただきました。

おかげさまで初日、ヌーボーがけっこう出、在庫が少なくなりましたので、ヌーボーは我慢してブルガリアのワインPOMORIEとおいしいチーズを頂きました。

ブリガリアのワインは600円という価格にもかかわらず、時間とともにこなれておいしくなるのです。最初の一口はそやなあ600円やしなあ・・という感じが飲み進むうちにぐんぐんバランスがとれてくるので、ちょっと驚きです。それに和泉さんセレクトのチーズがおいしい!!バノンは山羊のミルクで作られたシェーブルのひとつ。栗の葉をブランデーにつけて香り付けをしてあり、その見た目の可愛さとあいまって、熟年の深い染みとおるような味わい。

ブリアサヴァランはその名のとおり美食家のブリアサヴァランをうならせたそう・・・なるほど唸りたくなるわ!ふわふわそしてまろやかなコクが口いっぱいに広がります。

そしてラングルという、塩水で洗って熟成させるウォッシュタイプ。アナトーという天然色素をくわえた塩水なので鮮やかな・・いかにもこくがあって美味しいで・・・と訴えているような色合い。これまた美味しい!久しぶりにほんまもんのチーズを食べたという感じ。上部のくぼみはフォンテーヌ(泉)

3種類のチーズにはほんまに頭が下がりました。お買い上げくださったお客様、美味しいチーズは高価なのではありますが、きっときっとご満足いただけたのでは・・・とほっと胸をなでおろしております。安くて美味しいワインととっておきのチーズは私の中では全然OKのマリアージュでした。

あさっての朝市には、このチーズ試食していただけますよ・・ほんの少しですが。忘憂のぬる燗とともに・・・