酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

田中酒造  春乃峰

あひるちゃんが本を出したことで、甲賀の田中酒造さんより、町興しを含めた色々な事の相談にのって欲しいとの依頼を受けはりました。のでいつものメンバーで蔵にうかがったのでした。あひるちゃんの本がいろんなところに広がっていますね。
知る人ぞ知るのこのお蔵、小売店も兼ねておられて仕込みも本当にわずか・・・小売だけにして造りはやめようかと悩まれたこともあるそうですが・・ふんばらはりました。そしてそしてここの本醸造、ほんまに美味しかったんです!杜氏も自らされている田中専務さん、今年は奥さんも含め全くの家族だけでお酒を仕込まれたそうです。そしてこの美味しさ滋賀のお酒はほんまにやるなあ

奥さんが達筆の腕を生かして1枚1枚手書きのオリジナルのラベルを作ってはります。それはもうお見事!さらに専務さんは、お客さまにブレンドもしてもらって、ラベルと共に世界にひとつしかないお酒を・・と夢を描いておられました。その下準備として一度朝市に来ていただいて、お客さんの目の前でラベルを書いて頂きながらブレンドもしてもらう、田中酒造バージョンの朝市にしてもええなあなんて話にも発展!。いろいろ工夫するのは楽しいもんやな。

奥さんの素晴らしい筆に加えて、お義母さんは煎茶の先生。文ちゃんという息子ちゃんは愛嬌よし。ほんまにここもまた文化と笑顔のあふれる、あたたかなお蔵でした。









私も下手ながら俳画・字を書いとりますが正直このラベルを見てへこんでしまいました。でもまあうちは無料ということでご勘弁を・・・