酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

イタリア人

今来てくださったラミテッロロッソというワインをお買い上げのお客さん、妹さんがイタリアで芸術のお仕事をしておられるそうな・・・

私もイタリアの職人さんには興味を持っていたのでそんな話で花が咲いたのでした。日本では優れた文化がありながらも、それを流通に載せることが出来ないしんどさを抱えている一方、イタリアミラノの職人さんは現役で大活躍してはるということで、日本からも視察にいかはるくらいの職人文化が息づいている国です。

で・・・先日のクロワッサンという雑誌に、ビオのワインと一緒に日本の職人さんも取り上げられていたので購入したら、実感したのが素晴らしい!!のやけど高い!!でした。

私自身、特別な日ではなく(これももちろん大事やし嬉しいねんけど・・・)日々繰り返される日常が今は好きやし大事にしたい・・・なので置かせていただいている日本酒もワインも器も、ぜひぜひ普段に飲んで欲しい!!という想いがあるので1500円くらの美味しいもんえもんを探しています。日本酒に関してはふさわしいお酒を見つけることが出来ますが、手仕事としての伝統工芸については、日本人の几帳面で洗練された素晴らしい感性はほんまにすんばらしいです・・・でもアバウトさとそして新しい今!を受け入れる懐の深さ そしてコストの問題をクリアしないと、日本ではこれで流通として成り立たせるということは難しいのでは・・・と実感したのでした。

その人すんごいええ感じの人でした。「自分はお酒に弱いんですよ~でも家内はつよいんですよ~」って満面の笑顔・・・でもお顔から品のよさが感じられて、私はとてもええ気持ちでした。お名前も存じませんが嬉しいご来店、ありがとうございました。なんか一杯引き出しを持ってはりそうな人でしたよ。