年に一度浜大津を訪れになる、千葉のお客さまがやはる。
今年で10年は超えてるやろなあ。このお客様はほんまにほんまにこの大津がお好きで、うちの得意先でもある花村旅館にお泊りになり、1週間ばかり滞在されて、旅の終わりに小川酒店で旬のお酒をお買い上げになります。しかもいつも風呂敷持参。風情のある人。
私もビール電車・おでん電車・朝市・・・を通じて、小さいころはなんとも思わなかった京阪電車石坂線が大好きになってきました。で、そのお客様もこの電車をこよなく愛してはりまして「日本には色々な電車が走っているけれど、1番すきなのは・・と聞かれると、もはや一番ではないのです。番外でだんとつ好きなのがこの石坂線なんです」とのこと。なんか私が褒められているみたいでめちゃめちゃ嬉しくなってしまいました。
今度東京国立博物館に出張される高月町渡岸寺の十一面観音像を、東京で会う前に地元でもみておきたいと湖北の観音めぐりもしてこられました。
来年も今時分にお会いできますね。お名前も存じ上げませんが(実は忘れましてん・・・今さら聞けません)、その人と話をしていると、優しい気持ちになって、ほんで自分の住んでいる町が必ず前より好きになるのです。もしかしたら 観音さんかも・・・・