酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

水音茶会 「果音」

9月9日は重陽節句。菊酒を飲んで、延命長寿・健康を祈る素敵な習慣です。

で、中国茶の堀口一子さんがお茶会を企画されました。題して水音茶会「果音(かのん)」。

そして菊酒にはうちの不老泉雄町を使ってくれはりました。

利き酒会には酒屋なので参加できません・・・なのでいそいそと出かけました。

中国茶の世界も奥が深いなあ・・熟成・火入れ・作り手の技術・思い・・そんなところがお酒の世界ととても合わさりました。一子さんはまるで造り手の思いにより沿うように、幸せそうにゆっくりとお茶の世界を表現してくださいました。なんか心地よいコンサートに来ているみたいや


スタッフの方も美しい真っ白のれーすや、マオカラーや・・あ、それから安藤明子さんの巻きスカート「サロン」をはいてはるかたもおられてちょっと感激。

お湯の沸く、ことこと心地よいリズム・どこからか聞こえて来る美しい音楽・一子さんの静かでやさしい言葉の響き・季節を感じるしつらえ・美意識が感じられる器や道具・なんか素敵な空間でした。

そして、ゆっくり一つ一つ慈しみながら生きて行くということの大切さを教えてもらいました。

ほんの1時間でしたが・・ほっこり。ありがとう一子さん!

一子さんは富田酒造さんともご縁があり、収穫祭や田植えなんかでいろいろなところでつながっています。こんなご縁に感謝・・・

百合根餡の焼き菓子・過ぎ行く夏を惜しんでひまわりの種
中国で見初めてしまったと言う馬上杯・綺麗な栞・・・