酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

仰木里山物語 地域プロジェクト

雑煮プロジェクトつながりで、里山棚田物語 アート展が12日仰木にてありました。で、芸大の学生さん作棚田米のパッケージデザインやそのほかの作品が、民家など4つの場所に展示され、交流を深めるとともに仰木の魅力を再発見してもらうという企画です。

私はたまたまヨガの野村先生宅 野村邸で当番に当たりました

何度もお邪魔している先生宅ですが、田の字になったこの建物にあらためてここの家主さんのおじいちゃんが木こりやったそうで、見上げる檜・松・欅は思わず頬ずりしたくなるような見事な木でした。なんと釘は一本たりとも使われていません。阪神大震災の時にもびくともしなかったそうです。

この建物と先生のお人柄と、仰木らしい白味噌干し柿であえたなますや鯖が挟んである蕪の麹漬けなどの郷土料理で、50人を越えるお客さんが、とても喜んでくださいました。毎年秋になるとそれぞれの家で干し柿が吊り下げられ、風物詩となるそうです。

また蝸庵(かあん)という普段は公開されていない高台にある小さな庵も、三方から木々があふれるように見え、ここでのんびりものづくりをしたり、本を読んだりして暮らすのもええなあ・・と思わせる素敵な場所でした。

仏像もひっそりと安置されていて、お庭もささやかに・・でもきちんと手入れされています。

ここで昼ねしたら気持ちええやろなあ。

隠されたええとこが大津にはほんまに沢山あります。

仰木にはヨガで何度か訪れていましたが、まさに再発見の旅でした。